新年あけましておめでとうございます。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます

新年のスタートは“涙”について…

『泣くこと』にネガティブなイメージをお持ちの人も

いらっしゃるかもしれませんが、

さまざまな感情を“涙”で表現するのは人間をおいて他にはいません。

それだけに、『泣く』ことは心に多くの効果をもたらしてくれます。

感情豊かに泣くのは人間だけ

嬉しくても悲しくても、ときには悔しさや怒りも、

その感情が強ければ強いほど“涙”を伴います。

『泣く』という行動は感情と密接な関係があり、

「思いっきり泣いたらスッキリした」という経験もあるでしょう。

『泣く(涙を流す)』とは言っても、眼球を潤したり

異物などの外部刺激から守るときにも涙が出ます。

この場合の涙は基礎分泌または反射分泌といいますが、

喜怒哀楽によって泣く涙(流れる涙)は情動分泌といい、

ストレス解消効果が検証されています

出してこそスッキリ!

鬱うつとした気分や発散できない感情は実際に「出す」という

行動に置き換えて排泄すると、思いのほかスッキリするものです。

実際に、喜怒哀楽を伴う涙を科学的に分析すると、

ストレス物質である副腎皮質ホルモンのコルチゾールが検出されます。

感情を伴わない涙(基礎分泌や反射分泌)からは検出されません。

そもそも、排尿・排便・発汗・オナラ・ゲップなど、

排泄行為は「出す」ことでリセットする効果があります。

『泣く』という行為も同じで、涙とともにストレス物質を排泄することで

ストレス解消効果をもたらしてくれます。

泣けるシチュエーションを作る!

泣いてストレス解消とは言っても、感情に任せて泣いてはいけません。

感情的に泣くと、ストレスの原因となった出来事に対して、

強いこだわりの感情が湧き起こってしまい、

「こんなことで泣いてしまった」というマイナス感情から

ますます苦しくなってしまい逆効果です。

そんな時こそ、“泣けるシチュエーション”を作るとより効果的です。

泣ける歌・泣ける映画・泣ける話、泣ける〇〇…

悔しくても悲しくても苦しくても、その感情を歌や映画といった

別の形に載せ換えて『涙を出す』という“排泄”をするのです。

大人になると思いっきり泣くなんてこともなかなかないでしょう。

むしろ泣きたいのをグッとこらえて、耐えることの方が多いかもしれませんね

だからこそ、たまには思いっきり泣きましょう!