2021年1月の調査によると、国内のスマホ比率はなんと92.8%

(NTTドコモモバイル社会研究所調べ)

今や日常生活はもちろん、仕事でも手放せない便利なツールです。

しかし一方では、スマホ依存や歩きスマホによる事故など、

放ってはおけない社会問題になっているのも事実です。

“最新情報”に敏感な人は要注意

現代は情報化社会です。特にビジネスシーンでは“情報が命”なんて

言われるほど情報の獲得が重要視されています。

スマホの普及やSNSの進歩は、『情報』をスピーディーに、

且つ、『最新』にアップデートして社会のニーズ応えています。

しかし、さっき知った情報は短い時間で古い情報に劣化するので、

勉強中や仕事中だけでなく、食事や入浴の時にもスマホを

肌身離さず持っていないと不安になるという人がいます。

こうなるとまさに依存症の始まりかも知れません。

脳は、ある行動によって快感を得ると、それを繰り返す

という癖があります。これが習慣 (ハマる脳)のメカニズムです。

情報は、古いより“最新”の方がセンセーショナルな快感をもたらすので、

次から次へと“検索”や“ポチ”を繰り返し、気づかないうちに

“ハマって”しまいます。

スマホに“ハマる脳”の特徴

スマホにハマる脳は、新しい情報に触れることを“楽しい”と感じています。

絶え間なくアップデートされる情報にワクワクさえしています。

しかし、この時脳は特定の一部しか使っていないので、

後にさまざまな問題が起こります。

スマホに費やす時間が長くなることで、本来やるべき日常の活動が

疎かになったり、身体も動かさなくなるので運動機能も低下します。

さらには、夜遅くまでスマホに没頭して睡眠不足になったり、

挙句の果てには食事が不規則になって栄養不足を招くこともあります。

こうなると脳は、休むことなく働き続けることを強いられ、

必要な栄養も与えられずに疲弊するばかりです。

スマホやゲームにハマり過ぎると脳機能が衰え、思考力や記憶力が低下したり、

感情コントロールがしにくくなり、まさにドラッグ中毒と変わらない

状態に陥ってしまいます。

スマホとの上手いつき合い方

スマホ依存に不安を感じたらスマホを持たないのがいちばんです。

しかし、今や私たちの生活に無くてはならないツールとして、

手放すのも難しいことです。

スマホの使い過ぎを防ぐにはルールを決めるのが有効です。

①寝る2時間前になったらスマホの電源を切る

②スマホを寝室に持ち込まない

③仕事中(勉強中)や食事中はスマホを手の届くところに置かない

スマホの使用を制限することで、

『常に“最新情報”を得なくても、今の生活に大きな支障はない』

ということに気づくでしょう。

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