感染拡大…別の怖さ!
緊急事態宣言後から無料電話相談をお受けしています。
多くの皆様にご利用いただく中で、ご相談内容が少しずつ
変化してきたように思います。
実際のご相談内容から、新型コロナウイルスの“別の怖さ”について
お伝えしていきます。
尚、実例についてはご相談者様の了解を得て、個人が特定されないように
配慮した上でご紹介させていただきます。

差別と偏見
感染者や医療従事者に対する“差別と偏見”がマスコミでも
取上げられていますが、心無い言葉を耳にするとき、
とても悲しい気持ちになります
◆ご相談者Aさん(30代 女性)は、集団感染が発生した老人介護施設の
近所に住んでいます。施設の関係者でもなければ、施設利用者でもありません。
集団感染が発生した1週間後、いつも利用しているクリーニング店に行くと、
洗濯物を拒否されました。
理由は、施設の近くに住んでいるから洗濯物にウイルスが
付着しているかもしれない… 感染したら困る…

差別や偏見は公衆衛生上の脅威
過去にも、病気や災害など社会全体が不安になるような出来事が
差別や偏見の的になってきました。
「病気が不安を呼び、不安が差別を生み、差別がさらなる病気の
拡散につながる」と、日本赤十字社も警鐘を鳴らしています。

また、情報過多の社会には、必要で且つ正しい情報と偏った情報が
混在しています。SNSでは衝撃的な情報が広まりやすく、そのことも
差別や偏見を生む要素になっているとも言われています。
私たちは、その情報源が信頼できるか、情報内容が正しいかどうかを
自分自身で確かめて考える癖をつけることが大事です。
デマを信じてしまうことで、正しい情報を得られなくなり、
結果として自分自身を守れなくなります。
敵はウイルスであって、人ではない! もう一度冷静になりましょう
深刻な“申請疲れ”

4月下旬以降、ご相談内容が変化してきました。
当初は、自粛生活によるストレスや家庭内のトラブルなど、
“自粛疲れ”のご相談が目立ちましたが、このところ急増したのが
経済的不安からの抑うつ的なご相談です。
国は、給付金や特別融資など、多くの支援策を実施すると
告知していますが、その手続きが複雑且つ殺到しているので、
あらたなストレスを生んでいます。
◆ご相談者Bさん(40代 男性)は、妻と二人で小さな飲食店を
経営しています。今回の緊急事態宣言により休業要請の対象になり
お店は休業状態、収入は9割も減少しました。
家賃はおろか、光熱費もままならない状況に、融資を受けることにしました。
ところが、申請手続きが複雑で難しく、疲れ切ってしまいました。
「申請も生きることも諦めました…」という言葉が、とても苦しい…
生きるための制度であって欲しい
確かに、申請手続きは複雑です。
準備する書類の数も多く、必要書類を取るために朝早くから役所に並び、
融資相談で銀行に並び、オンライン申請はアクセスが集中して
一向に進まず、問い合わせのコールーセンターはつながらない…
これが現実です。

生きるために…
必要なモノが、必要な時に、必要なだけ、すぐに受け取れる…
制度とはそういうものでなければ意味が無いと考えるのは
私だけでしょうか。
◆現在、無料電話相談(メール・SNS)をお受けしております。
ひとりで悩まないで、ひとりで抱え込まないで…
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