緊急事態宣言発出から3週間目に入り、多くの皆様が

ストレスフルな状態で過ごされているようです。

ストレス状態が長く続けば、不安感が増して抑うつ的になったり、

感情コントロールができずに攻撃的になることもあります。

自粛生活で家族と過ごす時間が長くなると、ちょっとしたことで

夫婦喧嘩や感情的に子供を叱ってしまったり…

さらに、心的ストレスから不眠や食欲不振、頭痛、下痢、便秘などの

身体的不調に進むことも少なくありません。

そこで、“おうち”でできる心の癒し方をお伝えしましょう。

早起きを心がけましょう

人の感情は、脳内ホルモン(神経伝達物質)の分泌と受容の

バランスによって作られています。

心の安定や幸福感に関係しているホルモンの一つが『セロトニン』です

セロトニンの分泌が低下すると抑うつ的な気分になります。

セロトニンは、目から入る光の量に比例して分泌が促されるので、

陽の光をたっぷり受けることをおススメします。

朝陽が効果的!

「陽の光なら日中でもいいんじゃないの?」と思うかも知れませんが、

何と言っても朝陽が一番です!

朝陽は光量が高い割に紫外線量が低いので効率的です。

また、セロトニンは体内時計をリセットさせる働きもあり、

自律神経の乱れも調整してくれるので心と身体も安定します。

そうは言っても、「早起きは苦手…」という人は、部屋のカーテンを開ける

だけでもOK! 自粛中ですから外に出かけることは避けたいので、

庭やベランダに15分ほど出るのも良いでしょう。

“おうち”でできてお金もかからないので、是非チャレンジしてみてください。

ご褒美スウィーツでホッと一息!

甘いもので“ホッ”と…

セロトニンはタンパク質に含まれるトリプトファンという

アミノ酸から合成されます。このトリプトファンを脳内に取り込む

助けをしているのが、“ブドウ糖”です。

ですから、食事で肉や魚などのタンパク質が豊富な食品を摂った後に

甘いデザートを食べると、ブドウ糖の働きも手伝ってセロトニンが効率よく

合成されます。

快感物質の増加

また、甘いものを食べた後に脳波を測定すると、『エンドルフィン』という

快感物質が分泌されることがわかっています。

エンドルフィンは気持ちを落ち着かせるリラックス効果だけでなく、

病気に対する抵抗力をアップさせる働きが確認されています。

特に、女性は男性と比較してセロトニンの分泌量が少ないので、

頑張ったご褒美としてスウィートを食べることをおススメします

(ただし、食べ過ぎにはご注意くださいね!)

アニマル動画で“思いやりホルモン”

安心感や幸せ感を生み出すホルモンに『オキシトシン』があります。

母親が出産したり、授乳しているときに大量に分泌されることから、

別名、“思いやりホルモン”、“愛情ホルモン”とも言われています。

このオキシトシンの分泌を意図的に増やすためには、

愛おしいと感じるものと触れ合うことが一番!

触れ合うものは、体温と毛があるものが効果的だと言われています。

ペットを飼っている人はすでに実感していることでしょう。

モコモコ・フワフワ感が効果的!

最近の研究では触れるだけでなく、“観る”ことでもオキシトシンの

分泌が増えることがわかっています。

ペットは飼っていない(飼えない)という人は、アニマル動画を見ましょう!

モコモコやフワフワ感があって、観ているだけで温かさ(体温)が

伝わってくるような映像ならより効果的です。

“ひとりで抱え込まないで!”

多くの人がこれまでの日常を奪われ、緊張と不安の中で過ごされて

いると思います。そして、その受止め方も人それぞれです。

家族がいるからこそ頑張れる人、家族の存在がストレスになる人、

1人暮らしだから心細く不安になる人、1人だから気楽だと思う人…

どれが正しいか、間違っているかということではありません。

人はそれぞれだから、誰かと比べる必要はなく、

自分にできることをやるしかない!……

でも、“ひとりで抱え込まないで”ください。

家族がいても相談できない、家族だからこそ言えない…

そんなときは、是非お気軽にご相談ください。

現在、無料相談(電話・メール)をお受けしております。

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